前回の記事(あなたの恋愛がうまくいかない本当の理由 依存タイプとは)の続きです。
自己犠牲タイプ
尽くしすぎる自己犠牲タイプを解説します。
いやいや自己犠牲している
他人のために何かをしてあげることは尊いですが、このタイプの人は同じように与えても相手を苦しめてしまうことがあります。
感謝の気持ちで行動すると相手は素直に喜んで受け取ることができますが、自己犠牲で行動すると相手は罪悪感を感じてしまいます。
親切の押し売りをしている人は自分は正しい行動をしていて相手にメリットを与えていると考えています。
しかし自分が幸せではないので裏では「相手だけ幸せにしたくない」と感じています。
これは愛ではなく攻撃です。
カップルの間ではよく自己犠牲アピールをして相手の譲歩や同情を引き出そうとします。
行動する時の心構えに注目しましょう。
自分がやりたくてやった行動であれば犠牲ではありません。
心が成長すると相手の幸せを喜べるようになります。
「相手の幸せも自分の喜び」になるような行動を目指し自分を成長させましょう。
作り笑いをしている
自己犠牲が進むと感情を殺して飲み込んでしまいます。
例としては「作り笑いをすること」です。
長年続けると自分の好きなことやうれしいことがわからなくなります。
今までの恋愛で心から喜び、感謝できる瞬間があったかどうか思い出してみましょう。
あまりなければ感情を抑えた恋愛をしているのかもしれません。
作り笑いをする人は「共依存」にはまる可能性があります。
共依存とは依存側が問題を起こし、自己犠牲側が必死で支える人間関係です。
自分の意思が相手によって邪魔されることが多ければ要注意です。
嫌なことはきちんと言葉で「嫌だ!」と伝えましょう。
伝えても状況が改善しない相手とは縁を切ることも必要です。
嫌と言っても受け止めてくれる人が本当のパートナーです。
自信がない
自分と相手を比べて相手のほうが上だと感じると緊張したり恋愛を諦めたりすることがあります。
自分に自信をつけることはとても大切です。
習い事などの自分磨きは得られるものも多いですが、恋愛は自分磨きだけでは自信のなさは解消しません。
恋愛に必要な自信は自分のダメな部分を受け入れる「自己肯定感」です。
自慢話ばかりする人は自己肯定感のなさの裏返しです。
本当に自己肯定感のある人は失敗談を話し、ダメなところもさらけ出せます。
恋愛が始まり恋人どうしになると距離が近くなり、いつも素敵な自分ではいられません。
優しい言葉やスキンシップなどの欲望も出てきて、満たされないと寂しさや不安などのネガティブな感情が出てきます。
影の部分も受け入れて肯定しましょう。
ありのままの自分でいても大丈夫です。
相手に尽くしすぎる
このタイプの人は見返りを求めず相手に愛情を与えているように見えますが場合によっては注意が必要です。
子供の頃、家庭に不幸があったり病気やメンタルの問題を抱えた人がいると、尽くすことで無意識に償いをしている場合があります。
同じように苦しんでいる人を救いたいという思いからカウンセラー、セラピストになった人もいます。
周りを助けてばかりの人は自分の中の優しい心を誇りに思い、受け入れましょう。
あなたは身近で苦しんでいる人を助けられなかった罪悪感を持っていませんか。
また罪悪感を抑え込み、いい人や役に立つ人を演じたりしていないでしょうか。
自分が救いたい人をパートナーに選ぶことも多いかもしれません。
問題を抱えた人と接する時は相手を信頼して見守り、手を貸し過ぎずに成長を願いましょう。
罪悪感の90%は子供の頃に心の奥に押し込めた感情からきているものです。
罪悪感と幸せへの恐れを手放し、勇気を出して幸せに生きましょう。
誘いを断れない
このタイプは断れないのが特徴ですが出会いに関してはマイナスになることが多いです。
断れない人は押しが強い人に出会うと「断る状況」を避けて相手と距離をとるので知人から親しい友達になることができません。
断ることは悪いことではなく、相手を悪者にしないための愛情でもあります。
100人と出会って恋人になるのは1人くらいと考え、断ることは「あなたは普通の人です」と伝える程度のことだと思うと断りやすくなります。
嫌なことを言わないのは「逃げ」なので、勇気を出して自分のことは自分で決めて行動するようにしましょう。
断れないでいると都合よく利用しようとする「ずるい人」を引き寄せてしまいます。
嫌なことを上手に断れるように成長すると、なぜかほとんど嫌だと言わなくて済むようになります。
もっと自分を大切にしましょう。
嫌なことを断ることで結果的に相手も大切にすることができます。
別れを自分から切り出してしまう
このタイプの人は、振られる前に身を引こうなどと考えて自分から関係を終わらせてしまうことがあります。
「幸せになること」よりも「傷つかないこと」を優先しているのです。
結果、たとえ相手が別れを考えていなくても潜在意識にネガティブな考えがインプットされ、関係が終わってしまいます。
都合が悪いことが起きるかもという不安のことを「予期不安」といいますが、恋愛では予期不安が原因で別れてしまうことがあります。
不安から相手の行動をチェックしたり、いろいろ対策をするほど魅力的でなくなり関係は悪くなります。
彼との絆を強くする前向きな行動を意識しましょう。
次回に続きます