前回の記事(あなたの恋愛がうまくいかない本当の理由 4つの仮面について)の続きです。
依存タイプ
かわいそうな人という被害者意識が強い「依存タイプ」を解説します。
惚れたら負けだと思っている
このタイプの人は相手と駆け引きしようとする傾向があります。
好きと言うと弱みを握られて相手の言いなりになってしまうと思っているのです。
常に不安や焦りがあり怖くて素直になれません。
素直な気持ちを隠すと主導権を握れますが「ありのままでは愛されない」という思い込みを強めてしまい、自分を演じてしまうことになります。
相手をコントロールしたいと思うのは傷つきたくないという気持ちが強いためです。
過去の恋愛や親との関係で傷ついた経験があり二度と同じ辛さを味わいたくないという思いがあります。
勇気を出して辛い気持ちを手放し相手を信頼しましょう。
恋愛本の中には好きな気持ちを隠すというアドバイスがありますが依存心を避けるためで、必ずしも好きな気持ちは隠さなくてもいいのです。
自分の気持ちが相手の幸せを願う「愛」なのか、相手に求める「依存心」なのか確認してみましょう。
自覚するだけでも変化が起こります。
自分の欲求を満たしてもらうのは当然だと思っている
男性から重いと思われることが多く、期待していることに応えてもらえないと怒ったりします。
自分の欲求を満たすことを相手に依存しているのです。
欲求と上手に付き合うためには自分の欲求を大切なものとして受け入れ責任を持ちましょう。
欲求は抑え込むと暴れ、認めてあげるとおとなしくなります。
相手に自分の気持ちを伝える時は責めず、問い詰めずに冷静に。
欲求を満たしてもらえるのは特別なことなので「ありがとう」と感謝することが大切です。
また相手に何かを与えたい時には欲求と愛の区別をつけましょう。
相手に喜んでほしいと思うなら「愛」、相手に嫌われたくないと思うなら「欲求」です。
愛が冷めてしまったのかもとすぐ不安になる
愛されている基準が相手が自分の欲求を満たしてくれることなので連絡や愛の言葉がなかったり、会う頻度が減ると不安になってしまいます。
恋愛の初期に男性がいつもより頑張っていることを理解できないと以前の状態を取り戻したいと思い、過去に執着してしまいます。
執着から抜け出すポイントは受け取ったものに感謝することです。
相手が何かをしてくれたら満点でなくても心から感謝してみましょう。
すぐ不安になってもあなたのせいではなく、子供時代に親が欲求を満たしてくれなかったことが原因です。
しかし大人になれば自分の欲求は自分の責任です。
執着が強くなると束縛になり、相手は逃げ出してしまいます。
束縛しても幸せになれないので何事も当たり前と思わず感謝して受け取る習慣を身につけましょう。
感謝は男性をやる気にさせるだけでなく、自分の満たされない気持ちが癒され穏やかになります。
義務の感謝は本当の感謝ではないので喜びと一緒になった感謝をしましょう。
感情的になって関係を壊してしまう
このタイプの人は寂しさ、不安、怒りをため込みコントロールできなくなると感情的になって恋愛を壊してしまうことがあります。
感情は抑え込むと暴れ、感じ切るとスッキリしておとなしくなります。
また寂しさから怒りに変わることもあります。
彼に対して怒っていても、気持ちの9割は子供の頃に感じた寂しさが原因となっていることがあります。
出てきた感情をしっかり受け止め、過去に同じ気持ちになったできごとを探してみましょう。
嫌な感情を感じた時が心の問題を解決するチャンスです。
苦しさを乗り越えれば穏やかな心を手に入れることができます。
トキメキばかり追い求めている
恋の始まりはPEAというホルモンの働きで、いい気分になりますが、長くても3年しか出ないので恋は必ず冷めます。
夫婦が長年連れ添っているのは本当の愛で結ばれていて、一体感や安心感が得られるからです。
カップルが長続きする秘訣は穏やかで温かい感じを味わうことですが、依存タイプの人は素直な感情を抑え込み、感受性を鈍らせてしまいます。
不満や本当の望みを我慢すると楽しい、うれしい、安心といった心地よい感情を感じにくくなります。
エスカレートすると恋愛初期のトキメキのような強い感情だけを求め依存してしまいます。
自分の心に意識を向けて、たまっている嫌な感情を整理し減らしましょう。
相手の失敗を責め立ててしまう
依存タイプの人は物事が思い通りにならなかった時、彼が失敗した時などにあら探しをして注文をつけたりグチを言う傾向があります。
男の人はグチを聞かされることに慣れていないので、自分が責められているように感じて精神的に疲れてしまいます。
関係を維持するためには失敗やグチを水に流すことが大切です。
がっかりした時は気持ちのわかる女友達に話して解消し「不機嫌にならない」「被害者意識を持たない」ようにしましょう。
嫌な状況を受け流すことができれば彼も埋め合わせをしてくれるかもしれません。
次回に続きます