今回は私が20代の時に経験した債務整理のお話をしたいと思います。
借金があるとどうしてもそればかり考えてしまい仕事やプライベートに影響してきます。
4月になり新生活も始まったので、この機会に整理して借金も気持ちもスッキリさせてみませんか。
私が借金してしまった理由
学生時代にお付き合いしていた彼と別れ「きれいになって彼を見返したい!」と自分磨きのために通うようになったエステが借金の主な理由です。
今思えば浅はかな考えですが、この時すでに社会人になっていた私は給料やボーナスですぐに借金を返済できると思っていたのです。
しかしそれは間違いでした。
エステに行けば商品を買うまで帰れないという雰囲気になり契約させられてしまったり、会社のボーナスが少なかったりで借金はどんどん増えていきました。
最初はクレジットカードのキャッシングから始まったのですが同僚のすすめで消費者金融からもお金を借りることになりました。
それからは毎月金利だけを払うという自転車操業の日々の始まりです。
借金の金額
当時の私は消費者金融3社とクレジット会社から合計150万ほど借金をしていました。
実家暮らしではなかったため家賃、食費、光熱費、通信費も払わなくてはいけないし車がなければ通勤できない状態だったので維持費もかかりました。
月に1万くらいしか自由になるお金がなく生活がかなり厳しかったです。
借金は毎月決められた金額より上回って支払わないと金利の関係でトータルの金額がなかなか減っていきません。
「いつになったらこの借金地獄から抜け出せるのだろう」とずっと思い悩んでいました。
債務整理をしたきっかけ
借り入れ先をまとめたり5年ほど試行錯誤して借金を返済していましたが金額が大幅に減ることはありませんでした。
毎月支払いに時間はかかるし支払いに遅れて職場に督促の電話までかかってくる始末です。
何とかしなきゃと焦るばかりでだんだん精神的に追い詰められていきました。
どうにもならなくなった私はある知人に借金のことについて打ち明けました。
そして「債務整理」という方法があることを教えられアドバイスをもらいました。
初めてのことなのでよくわからず不安だったのですが裁判所に行けばほとんどお金がかからずにできると聞き思い切って借金を整理してみることにしました。
借金整理の4つの方法
調べてみると借金を整理するにはいくつかの方法があることがわかりました。
裁判所を使う方法と使わない方法があります。
借金の返済が無理なら自己破産、借金を何とか返していけそうならそれ以外の方法をとります。
私が利用したのは特定調停という方法です。
任意整理
裁判所の力を借りない唯一の方法です。
借主が貸主と交渉して借金の総額を確定し分割返済していきます。
借主が直接交渉しても難しいことが多いので弁護士に相談して解決する方法が一般的です。
自己破産
借金を3年以内で返せない人が利用する方法です。
個人でも法人でも利用でき地方裁判所に申し立てます。
自分の財産をすべて清算して貸主に配当します。
個人再生
法人ではない自営業者、サラリーマン、住宅ローンのある債務者などが利用する方法です。
自ら立てた再生計画案に沿って地方裁判所がとりまとめ借金を整理します。
特定調停
個人でも法人でも利用でき簡易裁判所に申し立てます。
これまで払ってきた借金の利息を計算し直し、超過分の利息を元本にあてます。
再計算した借金の残高を利息をつけずに3年間を基本として分割返済していきます。
次回に続きます