今回は三谷監督作品の「笑の大学」を紹介します。
もともとは舞台だったものを映画化したということで登場人物は少ないのですが、役所さんと稲垣さんのやり取りが面白く一休さんの知恵比べのようでした。
昔の東京の警視庁が舞台で検閲官と劇団作家の数日間にわたる取調べの物語です。
内容
(Yahoo!映画より)
昭和15年、演劇は規制され台本は検閲にかけられていた。ある日警視庁の取り調べ室で検閲官・向坂睦男(役所広司)は 劇団・笑の大学・座付作家・椿一(稲垣吾郎)を取り調べようとしていた……。
感想
戦時中は警察で台本のチェックを受けなければ上演できないということを知りませんでした。
笑いのわからない検閲官・向坂(役所さん)は何が何でも上演させまいと無理難題を押し付けます。
それに対抗して作家の椿(稲垣さん)は数日後の開演を前に何とか頑張って台本を書き直します。
そして手直しを何回か繰り返すことで二人の絆は深まっていきます。
二人が稽古のように舞台を再現する場面がコミカルで特に面白かったです。
最終的に台本は完成するのですがラストシーンがとても切なかったです。
自由に表現できる現代の平和にありがたく感謝したいと思います。
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