2月15日放送の「ビビット ~ビビットFOCUS~」のコーナーを見ました。
いよいよ4月から「電力の小売自由化」が始まります。
この制度による市場規模は約8兆円で新たな電力会社は160社以上あるそうです。
各社がポイントサービスやガソリン割引などいろいろな特典をつけシェア争いを繰り広げています。
しかし関心はあるけど、どう選んでいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は電力自由化によるお得な電力会社の選び方を紹介します。
電力自由化とは何か
今までは地域の決まった電力会社としか契約できませんでしたが、これからは好きな電力会社を選んで契約できるようになります。
実はこれまでも企業などではすでに自由化が行われていました。
そして法律の改正により2016年4月から一般家庭も自由化になります。
電力自由化には2つのパターンがあります。
- 自社発電所を持つ会社と契約して供給してもらう
- 4月参入の新電力会社を通して契約して電力会社の発電所から供給してもらう
この自由化によって価格競争が始まり料金が下がる可能性があります。
最適プランの見つけ方
株式会社新電力の電力アドバイザー小松祐太さんの話によると自分に合ったプランを見つけるには5つのチェックポイントがあるそうです。
1.毎月の電気の使用量をチェック
電力会社からくる検針票の中の「契約アンペア数」や「電気の使用量」を確認します。
電気使用量が多い家庭では電力会社を乗り換えるメリットが大きいそうです。
2.ガス会社をチェック
今回の電力自由化でガス会社が電力業界に参入しています。
ガス代とセットにすれば割引サービスが受けられる場合があります。
オール電化の家庭では電力会社を変える必要がないこともあります。
3.ポイントカードをチェック
「Tポイントカード」や「ポンタカード」などのポイントカードと提携している電力会社を選べばポイントがたまります。
4.携帯電話のキャリアをチェック
携帯電話会社も電力市場に参入しているので電力会社を選ぶ基準の一つになります。
5.ガソリン代をチェック
使っているガソリンから何%引きという形でガソリンスタンドからの割引もあります。
番組で取材を受けていた5人家族の家庭では車がありガソリンを多く使うので「ENEOSでんき」という会社のプランで年間1万円のコストダウンに成功していました。
普段の生活で何に一番お金がかかっているかを見直すことで最適な電力会社が見えてきます。
主な新電力会社のポイントサービス比較
番組では主な新電力会社6社のポイント還元を比較していました。
40W・50kwhの場合です。
東京電力
- 月額料金⇒14,147円
- カード⇒Tカード・Pontaカード
- ポイント・還元率⇒1,000につき5ポイント(約70円)
- 実質価格⇒14,077円
auでんき
- 月額料金⇒14,099円
- カード⇒au WALLET
- ポイント・還元率⇒1~5%のキャッシュバック(約704円)
- 実質価格⇒13,395円
東京ガス
- 月額料金⇒12,920円
- カード⇒パッチョポイント
- ポイント・還元率⇒1,000につき15ポイント(約180円)
- 実質価格⇒12,920円(ポイント込みの価格なので変わらない)
ローソン
- 月額料金⇒13,566円
- カード⇒Pontaカード
- ポイント・還元率⇒1,000につき10ポイント(約130円)
- 実質価格⇒13,436円
東急パワーサプライ
- 月額料金⇒13,742円
- カード⇒東急カード
- ポイント・還元率⇒料金の1%が東急カードのポイントに(約130円)
- 実質価格⇒13,605円
まとめ
「思っていたより安くならない気がする」と国分さんが言っていましたが私もそう思いました。
そんなに慌てて変更する必要はなく様子を見てからでも遅くはないというのがスタジオの結論でした。
そこまで電気を使わない一人暮らしや少人数の家庭、オール電化の家庭などは変える必要がないかもしれません。
今後さらに新しい電力会社が乗り出してくるかもしれないので今の段階ではどこが一番安いか断言できない状態です。
また多く使うほどお得という点で「節約させたいのか多く使わせたいのかわからない」と泉谷さんの指摘がありました。
各社のサービス合戦に惑わされずに自分の生活に照らし合わせながらよく考えて電力会社を選びたいものですね。
ちなみに私は一人暮らしなのでもう少し様子を見ようと思います。
4月からどうするのかみなさんも考えてみてくださいね。
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