7月24日放送の「この差って何ですか?」を見ました。
今回も気になった話題のみ紹介します。
疲れがとれない睡眠
夜寝苦しい季節になってきましたが、みなさんは朝起きた時にしっかり疲れは取れていますか。
人によって疲れが取れる人と取れない人がいるようです。
この差について睡眠クリニックの梶本先生に教えてもらいました。
疲労回復しやすい寝方
先生によると「寝る時の体勢」によって疲れの取れ方が変わってくるそうです。
寝る時の体勢には「仰向け」「うつ伏せ」「横向き」がありますが一番疲れが取れるのは「横向き」なのだそうです。
疲れが取れない原因
眠っても疲れが取れない一番の原因は「イビキ」です。
イビキは主に仰向きで寝ている時に重力によってゆるんだ首の肉が気道を狭くすることによって起こります。
眠っている間の呼吸の回数は約4,000回ですが、気道が狭くなると細いストローで4,000回も風船をふくらませるような状態になり疲れが取れません。
イビキを解消することが質の良い睡眠の一番良い方法です。
疲れが取れにくい寝方
仰向けが一番疲れが取れにくいそうです。
もし枕を作ることがあれば仰向けではなく横向きの状態で作りましょう。
仰向けと横向きの差
イビキがひどい20~40代の男性5人で実験してみました。
寝る前と後に「疲労測定システム」という機械で疲労度を測って数値にどのくらいの差が出るのか検証します。
寝返りを打たないようにウエストポーチにテニスボールを入れて1日目は仰向けで2日目は横向きで6時間寝てもらいます。
仰向けの時はイビキをかいて寝ていたので疲労度は寝る前より全員上がっていました。
イビキをかくと寝る前より疲れてしまうんですね。
それに対し横向きの時はイビキをかいている時間が短かったので全員疲労度が寝る前より下がっていました。
この実験でイビキの時間が減る横向きが質の良い睡眠につながることがわかりました。
横向きで寝る方法
横向きで寝るためには実験の時と同じようにテニスボールがたくさん入ったウエストポーチを背中につけると右か左どちらかを向いて寝られます。
ちなみに右向きと左向きでは右を下にして寝たほうが良いそうです。
胃の出口が下になり食べたものがスムーズに流れ便通や消化が良くなるそうです。
目覚まし時計は良くない
目覚まし時計の大きな音量で起きると驚かされて起きている状態になります。
血圧も心拍数も上がり緊急事態を発生したように体が慌てます。
音より光で起きると熟睡感も違ってきます。
まぶたで光を感じると睡眠が少しずつ浅くなり血圧も心拍数も上がらず、ゆっくり目覚めることができます。
徐々に明るくなる光の目覚まし時計もありますよ。
ジュース用と生で食べるトマトの差
カゴメの小野里さんが秘密の差を教えてくれました。
トマトジュースはジュース専用のトマトを使っていて、生で食べるトマトと見た目は同じですが栄養成分に差があるそうです。
栄養価が高いトマトはどちらか
実はジュース用のトマトのほうが栄養成分が高いのです。
生で食べるトマトと比較するとリコピンは約3倍、ベータカロチンとビタミンCは約2倍、食物繊維は約1.5倍も多いです。
ジュースには売り物にならないトマトを使っているイメージがあったので驚きました。
ジュース用トマトの栄養価が高い理由
昔は生で食べるトマトでジュースを作っていましたが色が薄く、あまり美味しそうに見えませんでした。
そして着色料などを使う粗悪品が出回り、トマトジュース会社で話し合って「着色料を使わない」「一定量のリコピンが必要」というルールができました。
販売会社が協力しリコピンの豊富なトマトを開発することで現在の色鮮やかなジュースができあがりました。
このトマトはお店では売っていませんがスタジオで試食していました。
見た目は真っ赤で美味しそうですが食べてみると皮が厚くて酸味が強く微妙な味だそうです。
栄養があるからといって美味しいとは限らないんですね。
いびきをかくことがどれだけ睡眠を浅くしているのかがわかりました。
これからは右を下にして横向きで寝ようと思います。
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