すべてのお金の悩みを永久に解決する方法(後半) ビクター・ボック

シェアする

前回の記事(すべてのお金の悩みを永久に解決する方法(前半) ビクター・ボック)の続きです。

今回もビクター・ボックさんの「すべてのお金の悩みを永久に解決する方法」からお金と幸せを手に入れる方法を紹介します

スポンサーリンク

お金を引き寄せる力を最小化する

お金を引き離さないためにはどうすればいいか

ここで紹介する引き離しの法則を実行すると何をしても豊かさが手に入るようになる。

引き離しの法則とはイメージが現実になるのを妨げる力のこと。

依存症や執着のような抑えられないほど激しい欲求は、満たされないと強い不満を感じ不幸につながる。

現代人はたくさんの情報の中で暮らしているので、普通に暮らしていても執着しがち。

執着は破壊的だが、ほとんどの人は自分が何かに執着していることに気づいていない。

極端な場合、執着することで孤立し、心配、不安、恐怖や絶望感におそわれる。

ささいな問題も大げさに受け止めてパニックになる。

たとえ欲求を満たしても一時的な快楽で本当の幸せではない。

執着は望んでいるものを遠ざけ、逆に和らげると欲しいものが手に入る可能性が高くなる。

何かを思い出すことに執着すると思い出せないが、諦めて執着を捨てると思い出せるのと似ている。

人々はいろいろなことに執着するが、大多数の人はお金依存症である。

しかし、お金に執着しても豊かな人生や成功は手に入らない。

お金の悩みから解放されて成功して自由に生きたいなら執着について考えなければならない。

執着を好みに高める

心配事がある時は必ず何かに執着している。

心配の原因を探ると執着の正体がわかる。

現代人が心配していることベスト10の中で1位がお金だった。

お金は人生において大きな悩みの種になっている。

お金への執着から解放される方法は「執着」を「好み」に高めること。

執着は心配、緊張、恐怖などがあるが、好みは落ち着いていて心が平和になる。

執着を好みに高めると欲求が満たされなくても不満に思わずに楽しく過ごすことができる。

心の持ち方を変えてリセットすれば、自由で充実した人生を送ることができる。

執着が好みに変わると欲しい物が少しの労力で手に入り、より稼げるようになる。

執着を捨てると何が起きても大丈夫という気持ちになり、不思議とたくさんのお金が入ってくるようになる。

自分から喜んで与える

収入のごく一部を見返りを期待せずに他人に与えれば執着を好みに変えることができる。

この世のすべては動いているので、受け取るためには与えなければならない。

お金を受け取るために循環させ、流れをよくするという考え方は資産形成の基本。

お金を与えることに恐れや抵抗があっても心配いらない。

世の中のお金が不足することはないので、より多くのお金を得ることができる。

自分が受け取ったものを誰かと共有するという考え方は「返報性の法則」と呼ばれる。

この法則によると、自分が与えたものを量に応じて受け取ることになる。

喜んで与えるとお金の心配をすることなく着実に財産を築くことができる。

しかし、喜んで与えることは無差別に与えることではなく、次の3つのことを考える必要がある。

どのくらい与えればいいのか

金額は収入のごく一部で、目安は自分の収入の1~5%で十分。

どんな割合でも効果はあるが、成功者へのインタビューにより1~5%の間が一番効果があることがわかった。

まずは収入の1%から始めて、どんな気分になるか見極めよう。

与えることに喜びを感じるなら続けて、もう少し与えたいと思うなら最大5%まで引き上げよう。

不思議なことに多くの人はより高い割合を与えることを選ぶ。

喜んで与えるほど血圧が下がるという男性もいた。

最善の割合を見つける目安は精神的負担を感じずに楽しみながらできること。

割合が10%に近づくと負担や不快感が大きくなり、途中で挫折してしまう。

誰に与えればいいのか

お金を与える対象は個人、団体どちらでも構わない。

喜んで与えることに効果があるのは条件つきではなく、おおらかな気持ちで与えること。

友人や知人に与えると借りができたと思い、お返しをしたがるので注意が必要。

団体に寄付をするなら有意義な活動で社会に貢献し、自分と同じ信念を持つ団体が理想。

一つの団体でも複数の団体でもいい。

いつ与えればいいのか

いつお金を与えるかの目安は、お金が入ってきた時です。

収入を得る頻度に合わせてスケジュールを決めよう。

月給なら月1回、収入が不安定な人は支給されるたびに、自営業者は柔軟に対応するといい。

収入を得たら先延ばしせずに、すぐに喜んで与えるのがコツ。

むやみに与えずに収入を得た時だけ与える。

給与以外にも受け取るお金はすべて収入とみなし、税金を引いた手取りの金額で考える。

貯蓄ではなく収入から与え、気が向いた時だけ実行するのではなく一貫性をもって実行すること。

自分の収入に対する考えを変え、喜んで与える額を天引きすると始めるのが簡単になる。

一生懸命稼いだお金を与えることに大きな負担や恐怖を感じるかもしれないが、思い切って乗り越えよう。

著者は喜んで与えることでお金が流れてきて、無一文からお金の悩みがなくなるまでになった。

与えたよりも多くのものが返ってこなかった例は1件もなく、悪い話も聞いたことがない。

誰にでも効果があるので、経済状態が悪くても始めることをおすすめする。

お金の悩みがなくなり、生活や心が豊かになり、大きな喜びを得ることができる。

自分の利益のためという理由でも後ろめたさを感じる必要はない。

動機が不純でも与えることで世の中がよくなるなら、それでいい。

より早く結果を出す

より早く豊かな暮らしを実現するための方法を紹介する。

自分に合わないと思ったら、やらなくてもいい。

お金は便利だが世の中で一番大事なものではない。

少額のお金にはこだわらず、自分の経済状況は明るく前向きに話そう。

欲しいものを買うために喜んでお金を使うべき。

買うべきか迷う時「ぜひ欲しいもの」であれば買うほうがいい。

借金をしているのなら、現実を受け入れて穏やかな気持ちで過ごせばいい。

心配しても改善されないので、自分を責めたり焦ることはない。

子供時代のようにお金に対する執着をなくし、楽しく扱おう。

お金以外の有意義な活動について考え、人生を楽しもう。

お金の悩みを永久に解決する

これまで紹介してきたことの理解を深めるためのまとめ。

相乗方式で人生を豊かにする

お金の流れをよくする効果的な方法は2つある。

  • 「引き寄せの法則」⇒潜在意識の中のイメージを引き寄せる
  • 「引き離しの法則」⇒執着の対象を引き離す

お金の流れをよくする最強の方法は「相乗方式」。

両方を同時に実行すると必ず成果をあげることができる。

  • 喜んで与える⇒執着を好みに高める⇒引き離す力を弱める
  • アファメーション⇒イメージの植え付け⇒引き寄せる力を強化

いったんお金の流れをよくすれば、不思議なことに何をしても成功する。

好きな仕事をして、お金の心配から解放された自由な生き方をしよう。

信じられないかもしれないが相乗方式はすべての人に効果がある。

快適な人生が待っているので、今すぐ行動を起こそう。

感想

引き寄せの法則をいろいろ実行してきても大きな効果が感じられなかった一番大きな理由は、喜んで与えていないことかもしれないと思いました。

今まで小銭を募金したりしていましたが、収入の1~5%には全く足りていませんでした。

効果があるからといって多く与える必要もなく、収入があった時だけ与えればいいので意外に簡単に実行できそうです。

不純な動機でもいいというのが面白いと思いました。

自分にも利益があって世の中のためにもなるのは素晴らしいことです。

もう一つの理由は考えがネガティブで引き寄せの法則を実行しても負けてしまうことです。

ネガティブな考えが浮かんだら「取り消し」と言えば大丈夫らしいので、これでもう安心です。

今までネガティブな考えが浮かぶのはダメと罪悪感を感じることが多かったので、この方法を知って少し気が楽になりました。

実行して収入にどのくらい変化があるのか実験してみたいです。

こちらもどうぞ

「こうして、思考は現実になる」パム・グラウトの内容・感想 

スポンサーリンク

シェアする

フォローする