前回の記事(なんにもない部屋の暮らしかた スッキリ暮らすためのルール)の続きです。
今回は家族のルール・部屋が変わることでまいさんがどのように変わっていったのかを紹介します。
家族のルール
何もない部屋を作るための家族へのルールがあるそうです。
普通の部屋も作る
「捨てたい病」はまいさんだけで家族は片付けが苦手なごく普通の人たちです。
家中なんにもない状態にすると家族の息が詰まってしまうので「各自のスペースは自由」というルールを作りました。
公共スペース以外は関与しないことで思いやりを持って過ごすことができます。
何にもない暮らしに慣れると強制しなくても物を増やさなくなるそうです。
物がないと楽ということに気付き、買い物も慎重になり、捨てられない・片付けられない状態から脱出できます。
お互いの生活スタイルは日々変わっていくので団らんの時間で考え方などを話し合うことが大切ですね。
部屋が変わると自分も変わる
何もない部屋にしてからのまいさんの5大変化を紹介します。
掃除が好きになった
汚部屋に住んでいると片付かないので掃除をする気になれません。
きれいじゃないと家も好きになれません。
家族仲は良いものの空気のよどみを感じたまいさんは高校生の時に物を大量に処分し片付けに目覚めます。
さらに震災で何もない生活になると掃除が好きになったそうです。
物が減ると散らかっても簡単に片付けられ掃除が楽になります。
掃除機がかけやすくほこりも楽にきれいにできるので掃除が毎日続けられます。
こうして家が汚れにくくなり掃除が好きになります。
どんどん楽になる好循環ですね。
きれいな空間と空気の中で過ごす毎日は楽しそうです。
早寝早起きできるようになった
夜更かしと寝ることが大好きだったまいさんですが、掃除で心が洗われると「ちゃんと生きたい」と思うようになり早起きするようになりました。
夜型生活だったので初めは慣れませんでしたが少しずつスムーズに起きられるようになってきます。
1日が長く感じられて心にゆとりが生まれ家族や周りの人にも優しくなれるそうです。
窓を開けて新鮮な空気を吸い込めば気持ちの良い朝になりそうですね。
姿勢が正しくなる
物が少なくなると服もシンプルになったそうです。
シンプルな服は姿勢が悪いとおしゃれに見えないことから猫背を直そうと決意したまいさん。
身も心も引き締まり自信が持てるようになったそうです。
日々の動作が丁寧になる
せっかちで慌て者の性格のまいさんは不注意でよく物を壊してきたそうです。
物が少ないと持ち物を厳選するので壊すと後悔してしまいます。
そんな時に品物に優しく触れるセレクトショップのオーナーに出会い、手つきのしなやかさに憧れます。
お気に入りの物は愛情たっぷり丁寧に扱って長く使い続けたいですね。
無駄遣いが減りお金が貯まるようになる
物を捨てることが嫌になり長く持てるものだけを選ぶようになります。
試行錯誤の買い物を続けるうちに自分の好みの条件がわかり、お店やブランドも限定されたそうです。
場所を限定すると買い物の失敗も減り、本当に必要な物だけを買うようになります。
少し高くても長く使う物は頑張って買いますが無駄な物は買わなくなったのでお金も貯まるようになったそうです。
物を買う時は3つの質問を思い浮かべましょう。
- ずっと使い続ける自信はあるか
- 持っていてもストレスにならないか
- 本当に本当に本当に必要なのか
質問に少しでも迷いがあれば買うのをやめましょう。
次回に続きます