前回の記事(運の教科書「うまくいく人」はこう考える 運とは何か・運を乗りこなす方法)の続きです。
運がいい人の特徴や運を引き寄せる方法、運をコントロールする方法を紹介します。
運がいい人はどんな人なのか
運がいい人の共通点があるのでしょうか。
感性を磨いた人
悪いものには近づかない
運がいい人は怪しいものには近寄りません。
危険を察知する直観力を磨くことで運を引き寄せます。
海や川など自然の中にいると感性が磨かれてくるのだそうです。
違和感センサーを磨く
勝とうとせず負けないようにすることも運がよくなるポイントです。
うまい話には裏があると思っている人は怪しい話には近づかなくなり大きく失いません。
最初に違和感を感じたら即断せずに後でゆっくり考えましょう。
相手のサインを見逃さない
サインを見つけてトラブルを未然に防ぐ人は運がいい人です。
相手の信号をキャッチし反応できるかどうかが次の現実を作る鍵になります。
好循環を継続する
日本人は空気を読むのが得意です。
雰囲気が察知できれば好循環のサイクルが生まれます。
悪循環を止めて好循環を生み出し成果を出すことが運をよくする基本です。
運のいい人は運を引き寄せる
悪循環になった時は思考を変えることが大切です。
気持ちをそらすために映画や音楽を楽しんだり考えが変わりそうなことをしましょう。
自分の受け取り方によって結果は全く違ってきます。
バランス感覚がいい人
超一流の人はバランス感覚がいい
一流の人はサーフィンやスノーボードなどのスポーツが好きな人が多いです。
バランスをとる感覚が自分の仕事に生きているのでしょう。
仕事とは全く異なるスポーツでバランスをとることで仕事にいい影響を与えることができます。
経験と直感が重なっている
直感の多くは経験からきています。
経験から予測し万一のことを常に想定していれば正しい判断ができます。
運を引き寄せるには直感が生まれるくらい経験を積む方法もあります。
自分の中に他者の視線を持つ
自分の感覚に基づいた「読み」は大切です。
自分たちがやりたいことをやるのではなく、相手がどう感じるかを大事にしましょう。
主観ではなく客観で見ると思い込みや間違いが減ってきます。
体を整える
運を味方にしている人は自分の体の感覚が敏感で調整しながら、さまざまな状況に対処しています。
いつもと違うことをすると体の感覚が目覚めて潜在能力を発揮することができます。
状況を感じ取りながら形にとらわれず微調整を常に行いましょう。
揺れが少ない人
何事にも一喜一憂しない
何かあっても受け流す技術を持つと調子の波を少なくしてフラットな状態を保てます。
合理的でクールな性格が運を呼びます。
シンプルに生きる
運がよさそうに見える人は失敗にくじけません。
悩むことに無駄なエネルギーを使わないシンプルな考え方が運を引き寄せます。
ハワイの「ホ・オポノポノ」のように「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」の4つの言葉を唱えて心を無にすることも幸せになる方法です。
流れにまかせる
昔の結婚のように素直に人の縁で動いてチャンスをつかむ方法もあります。
縁を気軽に考え、深く考えずに流れにまかせましょう。
チャンスがあった時は好き嫌い、得意不得意で考えずにとにかくやってみることがおすすめです。
運を引き寄せるにはどうするか
運の引き寄せ方について見ていきましょう。
基本原理を持つことが大事
競争優位性で勝負する
競争優位性とは単純に「勝てる」ということでライバルが来ても競争できないくらい力のあるものを作っていくということです。
フィロソフィが事業の成功につながる
フィロソフィとは哲学・理念のことです。
どんな業種でも「思いやりの心で誠実に」など経営の根本は通じるところがあります。
「無私の心」と「利他の精神」で生きている人には成功している人が多いです。
需要に応える
商売を進めていくために大事なことは世間を信頼することです。
需要を無視して自己満足していても相手が求めていなければ何の意味もありません。
世間の需要「他者実現」を目指すことも運を引き寄せます。
あえて難しい道を選ぶ
困難な道に進んだ人のほうが成功しているケースが意外に多いです。
相手の弱点や裏技、自分の得意技にこだわらず常に新しい技を求めチャレンジしていきましょう。
レジリエンスを身につける
復元力がある人
レジリエンスとは復元力、復活、回復という意味で心がへこんだ状態から元に戻る力のことです。
レジリエンスは運を引き寄せる重要な要素です。
自己肯定力がカギになる
自分には価値があると思えると本来の自分の力が発揮できて悪い結果にはなりません。
周りに合わせて自分のリズムを調整することも大切です。
自然治癒力を利用する
人間の体は自然に自分を治す力があるので風邪を引くのもマイナスとは限りません。
風邪を引いても「ツイてない」とは思わず体からの信号と考えて調子を整え上手に治しましょう。
自分の中の自然治癒力に気づくのが運を引き寄せるコツです。
優先順位が高いことからやる
運が悪い人は無駄が多い
人生は基本的に時間なのでお金より時間のほうが貴重です。
運が悪い人はゴールが見えていないので無駄が多く時間とエネルギーをロスしています。
優先順位を決めて時間をかけることと、時間をかけないことのメリハリがきちんとできれば運を味方にできます。
無駄を省くと本質が見える
完璧主義にこだわるよりも本質に直感的な人のほうが運を引き寄せます。
本質直感の人は余計なことをせず、諦める判断も早いので運が悪くなりません。
目的と本質は何かを考え柔軟な思考ができる人に運が向いてきます。
完成や細部にこだわらず今を大事にしましょう。
想像の力を使っていろいろなバリエーションを考えても本質が見えてきます。
バランスを考え優先順位が一番のものに力を入れましょう。
誰についていくかが重要
勝ち馬に乗る
勝てる師匠、監督のところに行くのも運をつかむ方法です。
周りの人たちの助けと支えに感謝しましょう。
いいことも悪いことも平等に起きる
強運に見える人でも目に見えないところでいろいろ大変なことがあります。
表面だけ見てうらやましがらないことです。
勝つ人はコツをつかんでいる
実力を安定させて運の影響を受けないようにするタイプの人もいます。
神仏に祈っても、やるべきことはやって努力もする人が成功します。
ビギナーズラックを維持する
初心者は力みがなく結果を求めないので良い結果が出ることがあります。
しかしビギナーでなくても課題に新鮮に取り組み楽しむことで幸運が続く人もいます。
楽しむ心と感覚を大事にし、ツキを呼びましょう。
チームを組むと運がよくなる
苦労を共にしチームで励んでいくと一人の時より運も経験も磨かれます。
個人の成功を狙わずチームの成功を目指して、みんなで喜び合う生き方のほうが運を呼ぶのかもしれません。
ポジティブな勝者のメンタリティを持っている人がリーダーになるべきです。
運はコントロールできる
運に振り回されず乗りこなしてこそ運を自分の味方につけることができます。
自尊心を大切にする
自分の存在を尊重する
自分が唯一無二のユニークな存在であると認めていることです。
自分自身の存在を自分でちゃんと尊重しましょう。
ヨガや逆立ちでリフレッシュして運をよくしましょう。
軽やかさを身につける
体と気分は連動している
運と気分は深く結びついていて、気分は体の状態とセットになっています。
笑顔を作ると緊張がほぐれて自分の力が発揮しやすい状態になります。
口角を上げるように心がけ、こだわりを持たず、野性的な勘を持って身軽に動きましょう。
武器になるルールを持つ
運がいい人にはルールがある
運がいい人は道徳的で機嫌がよく愛想がいい人が多いです。
またブレずに自分なりのルールを持っています。
上機嫌と笑顔は間違いなく運を引き寄せます。
イマジネーションで現実を豊かにする
楽しい想像をすれば現実もワクワクした楽しいものになります。
現実世界で恵まれているかどうかに関係なく、笑顔で明るくポジティブな想像で運をどんどんよくしましょう。
前向きに進む好奇心も大切です。
恋愛も恐れを知らずにチャレンジすることでチャンスが増えます。
精神状態をニュートラルにしておく
幸せの基準をシンプルにしておく
日々の幸せには体調も大事です。
体の調子が悪いときは体を温めたり、眠りましょう。
自分のお気に入りや気分のよくなるものを手に入れると豊かな気持ちでいられます。
自分が落ち着き安心できる精神安定剤のようなものを持ちましょう。
自分をニュートラルな状態にしておくと判断を間違えず、いい人生を送れます。
ラッキーグッズに頼らない
運がよくなるグッズはない
ラッキーグッズを持つことで実際の現実が変わることはありません。
気持ちが落ち着いたり、ご機嫌になるならいいと思います。
グッズを持つことで自信を持ち、運が向くための現実的な努力をすることです。
ポジティブなことだけ信じる
超能力の研究では人が念じたことがテレパシーのように通じることが証明されつつあるので、思い込みの力が自分を元気にしたり、逆に具合を悪くする可能性もあります。
都合のいいことだけを信じて、悪いことを言われたら無視しましょう。
自分の周りを吉兆で満たせば開運グッズを買わずに楽しく明るい人生が過ごせます。
感想
著者の斉藤さんは人をほめることで自分のためにもなる「ほめる門には福来る」という標語を作ったそうです。
自己中心的にならずに人のためにも一生懸命になれば運がよくなるのかもしれません。
自分に合った方法を見つけて幸せを見つけていきたいと思います。
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