すべてのできごとは全部自分の考えから成り立っているとしたら、あなたは何を考えますか。
今回は「100%自分原因説で物事を考えてみたら……」を紹介します。
著者は催眠心理療法士で心のコンサルタントでもある秋山まりあさんです。
潜在意識の開発に取り組み、世界中に多くのクライアントを持つグローバルな方です。
道端ジェシカさんも実践されているそうですよ。
内容
潜在意識がどのように働くのか、思考はどのように現実化するのかが書かれています。
「この世のすべてのできごとは自分の過去の考えでできている」という前提で進んでいきます。
本当の意味で仕組みを理解し実践すると悩みや不満がなくなり、問題が解決され感謝できるようになります。
著者は自分でいろいろ実験しながら物事を引き寄せることができるようになっていったそうです。
大切なのは五感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる)を使ったイメージングと自分の思い込みの考えを変えることです。
その実践方法として主に3つのワークが紹介されています。
アングリーワーク
相手に対する怒りを自分に当てはめ、忘れていた考えを見つけて修正するワーク
- 怒りをセリフにして実際に相手に言う感じで書き出す
- 自分原因説で考えると「人に言いたいこと=自分が言われていること」である
- 誰からどんなことを言われているか考えて、その中から思い当たる部分を見つける
- その思考はまだ必要なのかを考えて、不要であれば思考を修正すると宣言して自分の決めた通りに行動する
- 行動をあらためて毎日意識することで新しい習慣が生まれる
やり直しワーク
イメージの中で過去のできごとをもう一度やり直すワーク
ヘブンワーク
イメージで一度人生を終え天国で自分の人生の目的を知るワーク
- 120歳まで生きて家族に見送られながら幸せに天国にのぼるところをイメージする
- 空の途中、入口、天国に着いてから何があるか、誰がいるかをイメージする
- 天国にいる人から「下界の暮らしはどうだった?」「どんな体験をしたの?」「今度はどんな人生にしたい?」「目的は最後まで達成できた?」と聞かれる
- その答えが自分の人生の目的である
やり方が詳しく載っているので今まで思うような結果が得られなかった人は試してみるのもいいかもしれません。
夢が叶う「願望達成シート」も申し込めばもらえるみたいですよ。
「人のふり見て我がふり直せ」ということわざのように、他人の言動から自分の行いを反省し直すべきところをあらためていくと生活がうまくいくということなのでしょうか。
考え方の一つとしては納得できる部分もあるし、他人のせいにするより解決することも多いと思います。
しかし天災などはどのように考えたらよいのかと、ふと疑問に思いました。
天災も自分の考えから起こっていると言われると複雑な気持ちになります。
それは別にしても自分の考えをポジティブに変えることは今後の人生をより良いものにしていくと思います。
自分の人生を変えたい、幸せになりたいと思っている人におすすめの本です。
愛やお金に関するワークもあるので実践して周りがどのように変わっていくのか実験してみようと思います。
次回に続きます