映画「ブラックスワン」の謎の結末 キャスト・ネタバレ・感想

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8月28日に放送の「ブラックスワン」を見ました。

映画のあらすじや感想を紹介します。

ネタバレありです。

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あらすじ

バレエ団の新しい公演が「白鳥の湖」に決まり、監督のトマはプリマ(主役)を選ぼうとしていた。

主役の「白鳥の女王」は純粋な「白鳥」と官能的な「黒鳥」の一人二役なので、対照的な役を一人で表現する実力が必要だった。

トマは新人のニナやリリー、ベロニカを候補に選びオーディションを行った。

ニナの几帳面な性格は白鳥役には向いていたが、黒鳥を妖艶に表現できずトマはベロニカを主役に選ぼうとする。

ニナがトマの所へ考え直すようにお願いしに行くと強引にキスをされ、思わず彼の唇を噛んでしまう。

ニナに意外な一面があることに気付いたトマは考えを変え、ニナを主役に抜擢する。

そしてトマは公演パーティーでバレエ団のプリマバレリーナだったベスの引退を発表し、ニナを新しいスターとして紹介した。

ライバルからの嫉妬、トマの厳しい指導や過酷な練習でニナは精神的に疲れ、次第に幻覚や被害妄想に悩まされるようになる。

果たしてニナは無事に白鳥の女王を踊り切ることができるのか。

登場人物

ニナ(ナタリー・ポートマン)

ニューヨークの一流バレエ団に所属し、人生の全てをバレエに捧げている。

熱心な練習の努力が実り、白鳥の湖のプリマに選ばれた。

真面目で完璧を求める性格。

エリカ(バーバラ・ハーシー)

ニナと一緒に住み、過保護に育てている。

元バレリーナで自分が果たせなかったプリマの夢を娘に託している。

トマ(ヴァンサン・カッセル)

バレエ団の監督兼演出家。

長年ベテランのベスをプリマにしてきたが興行収入が思わしくなく、新たなバレリーナを主役にして「白鳥の湖」を上演することを決めた。

女好きで有名。

リリー(ミラ・クニス)

自由奔放で明るい性格。

背中に黒バラのタトゥーをしている。

官能的な踊りが得意でトマに実力を認められている。

ベス(ウィノナ・ライダー)

長年バレエ団のプリマを務めてきたベテランバレリーナ。

枕営業でプリマを続けてきたと噂されている。

引退を発表したトマに納得がいかず、楽屋を荒らしたりニナに罵倒する場面もあった。

感想

さすがR15指定なだけありますね。

血を見るのが苦手な人にはあまりおすすめしません。

ニナの精神がだんだん壊れていき、幻覚に悩まされている様子が怖いです。

主要なキャストは少なく、話の展開はシンプルで見やすいけれどライバル役の女性が猟奇的な人が多かったのでさらに怖かったです。

ナタリーポートマンがこの映画のためにバレエを特訓したこともあって踊りは本格的です。

減量もかなりしたようで完璧を求める役がハマっていると思いました。

ニナの母、エリカは過保護で毒親でした。

映画やドラマをついアダルトチルドレンの視点で見てしまいます。

劇団でプリマを勝ち取った娘に対して「あなたには荷が重い。無理だと思った」と言ったり、妊娠が原因で自分の夢を諦めなければいけなかったことなどは決して子供に言ってはいけないことだと思います。

ニナはリリーに出会ったことで遅くやってきた思春期を経験して心を解き放ち、才能を開花させて舞台は大成功!とハッピーエンドになるかと思いましたがスッキリと気持ちのいい結末ではありませんでした。

白鳥の湖のストーリーが物語の伏線になっていたことに気づいた時、より一層怖さを感じました。

サスペンスというかホラーが好きな人におすすめの映画です。

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