アマゾンプライムビデオでずっと気になっていた動画「ドキュメンタル」をようやく見始めました。
今回はシーズン1をレビューします。
ネタバレありです。
ドキュメンタルとは
ダウンタウンの松本人志さん考案のメンタルの部分を重視したお笑いドキュメンタリー番組です。
自分が笑わずに相手をどう笑わせるかということが一番シンプルで本当に面白い人がわかるのではないかと実験で始めた企画です。
小学生の頃から何が本当に面白いのかと考え続けてきた松本さんならではの企画ですね。
見る人を選ぶのでテレビでやっても視聴率は取れないだろうと予想していました。
密室の中で10人がコント、漫才、大喜利、漫談などの枠にとらわれずにほかの9人を笑わせます。
出演者
選ばれたメンバーに、ある日突然松本さんからの招待状が届きます。
参加費は100万円で笑わずに最後まで残った人が優勝賞金1,000万円を手にします。
年末の笑ってはいけないの戦いバージョンのような感じですね。
参加は自由で制限時間は6時間、笑わせるためなら何をしてもいいというルールです。
招待状をもらって迷う人、絶対無理という人、ドッキリだと疑う人などいろいろいましたがシーズン1に参加したのは以下の10人でした。
- ジミー大西
- FUJIWARA 藤本敏史
- 宮川大輔
- 野性爆弾 くっきー
- ダイノジ 大地洋輔
- 東京ダイナマイト ハチミツ二郎
- とろサーモン 久保田和靖
- 天竺鼠 川原克己
- トレンディエンジェル 斎藤司
- マテンロウ アントニー
招待状のInvitationをイベントと読むジミー大西さん(笑)さすがです!
参加者の中にはいませんでしたが、ほかにも雨上がり決死隊の蛍原さんやブラックマヨネーズの小杉さん、フットボールアワーの岩尾さん、平成ノブシコブシの吉村さんなどが招待されていました。
普段テレビであまり活躍していない人もメンバーに入っているのがネット番組のいいところですね。
エピソード1
全員が集合して松本さんがそれぞれの100万円を回収し、いよいよスタートです。
しかし始まってすぐに全員がほぼ笑っているという非常事態でブザーが鳴って一旦止められました。
その後一人にイエローカードが出されてエピソード1は終了しました。
実際に笑ったところは、みんなでVTRで確認します。
最初にイエローカード、オレンジカード、レッドカードを出され、最後に退場となります。
うすら笑いや笑顔でもカードが出される厳しい判定です。
エピソード2
ジミーさんがかなり早い段階からネタを出して笑いをしかけてきますが、みんなから集中攻撃を受けてしまいます。
その後はみんなで小道具でのネタ合戦が始まりイエローカードが続出。
1時間半のうちに二人の脱落者が出てしまいます。
それぞれにツボにはまる苦手な人がいることがわかって面白かったです。
エピソード3
参加者が男性ばかりなせいか、ネタはだんだん下ネタになってきます。
それぞれが持ちネタを披露し、二人が一気に退場する場面もありました。
3時間が経った頃から疲れが出てきて、何気ないことで笑ってしまう人もいました。
集中力を切らさないことが勝ち残るポイントなんですね。
エピソード4
ここまで6人が脱落して残り4人の戦いになりました。
人数が過半数を下回ると判定が厳しくなってきます。
ラストスパートの攻防がすごかったです。
残り30分くらいから何とかしようと焦って必死になっていたのが印象的でした。
しかし6時間経っても優勝者は決まりませんでした。
誰がこんなラストを予想していたでしょうか。
まさに壮大な実験のドキュメントでやらせではないことがわかります。
まとめ・感想
最初のうちは手探り状態で後半から徐々にヒートアップしてきますが、それは人間としてダメでしょというレベルの下ネタが繰り出されるので苦手な人は微妙かもしれません。
冒頭で「ありのままを見せているので刺激的な場面がある」という注意があった意味がわかりました。
ネタが面白いというより、あまり笑わない人やお金に対する執着心がある人が最後まで残っていたような気がします。
すぐに笑ってしまうゲラの人は厳しい企画かもしれません。
ネタをしかける攻めの部分と笑いをこらえる守りの部分のバランスが取れている人が向いているのだと思います。
ベテラン勢が最初から積極的にネタをしかけてカウンターを受け、割と早い段階で脱落してしまったのは残念でした。
後輩のメンバーたちは緊張なのか遠慮していたのか受け身になりがちで、後半に入ってようやくネタを披露していました。
ちょっとお下品な部分もありましたが、新しいお笑いの形を見ることができました。
個人的にはジミーさんのネタと藤本さんのツッコミ、ハチミツ二郎さんのハプニングが面白かったです。
4時間ほどありましたが一気に見てしまいました。
20~30代の男性は特に楽しめるのではないでしょうか。
今回は優勝者が決まらず不完全燃焼に感じたのでシーズン2に期待したいと思います。
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