映画「海街diary」感想 4姉妹の絆と愛の心温まる物語

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札幌は暑い日が続いています。

まだ5月なのに夏のような気温になるのは珍しいです。

そんな夏にぴったりの映画「海街diary」を紹介します。

日本アカデミー賞で最優秀賞を4部門(作品賞・監督賞・撮影賞・照明賞)も受賞した作品です。

綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんなど今をときめく女優さんが勢ぞろいです。

「そして父になる」の是枝裕和監督が4姉妹の絆を描きました。

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あらすじ

鎌倉で暮らす3姉妹、幸、佳乃、千佳のもとに15年前家族を捨てた父親の訃報が届く。

山形の温泉での父の葬儀で異母妹のすずと出会う。

3姉妹から父親を奪ったすずの母はすでに他界し、父親は3度目の結婚をしていた。

頼りない養母をずっと支えてきた中学生のすずに幸は「鎌倉で一緒に暮らさない?」と声をかける。

そして4姉妹の生活が始まった・・・。

登場人物

長女 香田幸(綾瀬はるかさん)

看護師として働く生真面目なしっかり者。

仕事も家事もこなす妹たちの母親的存在。

同じ病院の小児科医・椎名和也(堤真一さん)と不倫中。

次女 香田佳乃(長澤まさみさん)

男が大好きで自由奔放な性格。

信用金庫で受付から融資課に異動し上司の坂下美海(加瀬亮さん)と一緒に仕事をしている。

年下の彼、藤井朋章(坂口健太郎さん)と付き合っている。

三女 香田千佳(夏帆さん)

サッカーと釣りが好きでマイペースな性格。

スポーツ用品店で働いている。

店長の浜田三蔵(池田貴史さん)とは仲が良いが付き合っているのかどうかは謎。

四女 浅野すず(広瀬すずさん)

父親の葬儀をきっかけに3姉妹と暮らすことになった中学生。

地元のサッカーチームに所属している。

チームメイトで同級生の尾崎風太(前田旺志郎さん)と仲が良い。

三姉妹の母 佐々木都(大竹しのぶさん)

再婚して札幌に住んでいる。

音信不通だったが祖母の7回忌にいきなり現れ波乱を起こす。

長女の幸と合わずケンカばかりしている。

大叔母 菊池史代(樹木希林さん)

4姉妹を見守る祖母的存在。

会う時には相談を受けている。

幸の婚期をいつも心配している。

海猫食堂 二ノ宮さち子(風吹ジュンさん)

みんなが通う食堂のおかみさん。

3姉妹を小さい頃から知る優しい母親的存在。

弟と遺産で揉めながらも明るくふるまっている。

山猫亭 福田仙一(リリー・フランキーさん)

みんなが通う喫茶店のマスター。

4姉妹の父親がお店によく通っていた。

海猫食堂・二ノ宮さち子のパートナー的存在。

感想

タイプの違う4姉妹のごく普通の日常を描いた作品です。

会話が重なったりして生活の自然な感じが出ていました。

4姉妹が住んでいる家が古民家のようで素敵です。

鎌倉の風景がとてもきれいで癒されました。

父親の腹違いの妹と一緒に住むのはどんな気持ちなのだろうと思いました。

自分だったら受け入れられるかどうか正直わかりませんが、すずのようにピュアで良い子だったら大丈夫かもしれません。

ケンカしたり仲が良かったり、私にも妹がいますが「姉妹っていいな」と思わせてくれました。

食べるシーンが多く、料理を作ってみんなで食卓を囲む温かい雰囲気に心がほっこりします。

住まいを整えてご飯をきちんと食べる丁寧な暮らしに憧れます。

登場人物が「男女関係」「家族関係」など悩みを抱えていて共感しながら見ることができます。

孤独から自分の居場所を見つけていく、すずの気持ちが特に細かく描かれていました。

葬儀のシーンも多く、生きることの大切さを教える監督からのメッセージかなと思いました。

4姉妹の父、すずの母など写真が出てこないこともポイントです。

どんな人なのかとイメージして楽しめます。

登場人物の年齢層も幅広いのでいろいろな世代の人におすすめです。

原作のマンガは2013年のマンガ大賞など数々の賞を受賞しています。

映画の後の時代の話を知ることができます。

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