今も埼玉県にある忍城(おしじょう)をめぐり戦った実話をモデルにした映画です。
内容
天下統一を目指す豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じるも、その中には最後まで落ちなかった武州・忍城(おしじょう)と呼ばれる支城があった。
その城には領民からでくのぼうをやゆした“のぼう様”と呼ばれ、誰も及ばぬ人気で人心を掌握する成田長親(野村萬斎)という城代がいた。
秀吉は20,000の軍勢で攻撃を開始するが、将に求められる智も仁も勇もない、文字通りのでくのぼうのような男の長親は、その40分の1の軍勢で迎え討とうとする。
感想
セリフ回しが現代的なのでわかりやすかったです。
時代劇が苦手な人でも楽しめる作品だと思います。
上地雄輔さんが出演されていたのですが、いつもの雰囲気と全然違っていて良かったです。
戦闘シーンは迫力があって、佐藤浩市さん、山口智充さん、成宮寛貴さん、山田孝之さんなどが出演されていたのですが、男らしくて皆さん素敵でした。
主人公に想いを寄せる甲斐姫役の榮倉奈々さんのラストシーンが切なかったです。
一番の見所はやっぱり成田長親役の野村萬斎さんの田楽踊りです。
歌詞や振付も萬斎さんが作られたとのことで素晴らしかったです。
下ネタのような内容なのに、上品に感じられるところはさすが狂言師!
圧倒的な存在感でした。
私は成田長親という城主を初めて知ったのですが、農民たちからこんなに愛されて人気のある戦国大名がいたのかと思いました。
水攻めのシーンはすごい迫力があってよかったです。
映画館で観てみたかったです。
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