「白熱ライブビビット ~ビビットFOCUS~」のコーナーを見ました。
テーマは「隠れ貧困」です。
街行く人に「毎月貯金できているか」聞いてみたところ貯金できていないという人が多数でした。
経済ジャーナリストの荻原博子さんによると年収がそこそこあるのに貯金ができていない家庭が増えているそうです。
荻原さんは収入はそれほど低くないのに貯金ができない貧困予備軍を「隠れ貧困」と名付けました。
2人以上で暮らす世帯の約3割が「隠れ貧困」であるといわれていて、バブルを経験している40~50代の人達が多いそうです。
今回はそんな「隠れ貧困」の脱出法を紹介します。
「隠れ貧困」チェックリスト
あなたも隠れ貧困予備軍かもしれません。
7つのポイントで危険度をチェックしてみてくださいね。
1.魅惑的な売り文句に弱い
「ワンランク上」「プレミアム」「限定」などの言葉があるとつい買い物をしてしまう。
2.見栄を張って買い物をしてしまう
他の人が持っているものに負けたくないという気持ちが強い。
3.毎年必ず海外旅行
早くから予定を立てて、行くのは土日祝日。
4.子供の習い事には無限投資
他の子もみんな習っているからという理由でOKしてしまう。
5.自分へのご褒美がやたら多い
美容室、スイーツ、買い物など。
6.お金を使っている自覚がない
銀行からお金を下ろしたばかりなのに財布の中のお金はいつの間にかない。
何に使ったか覚えていない。
7.人の誘いを断れない
少しでもお金があると友達からの誘いにのってしまう。
いくつ当てはまりましたか。
バブル世代のテリー伊藤さんはほとんど当てはまっていました。
年収720万円で貯金ほぼなしの家庭
番組では千葉県在住の50代の男性の家に取材に行っていました。
家族は妻、高校生の息子、中学生の娘です。
手取りの月収は50万円で4LDKのマイホームを持っています。
預金通帳を見せてもらったところ10万円しかなく、あまりの残高の少なさに言葉を失う荻原さんと井上アナでした。
貯金額を増やすにはどうすればいいのか荻原さんに支出のチェックをしてもらいました。
ある月の支出
- 住宅ローン 13万円
- 食費 10万円
- 教育費 8万円
- 保険料(学資保険) 5万円
- 光熱費 3万円
- 通信費 2万円
- 子供のおこづかい 3万円
- その他(服・薬など)6万円
食費(目標マイナス3万円)
冷蔵庫をチェックすると食材があふれていて買いすぎが目立ちました。
その原因はクレジットカードです。
荻原さんによるとカードを使っていいのは金銭感覚のある人だけで、使っている金額がわからない人には現金払いがおすすめなのだそうです。
教育費(目標マイナス2万円)
子供を塾に入れているのですが、子供が自発的に行きたいと言ったわけではなくて親が行かせているという事実が判明しました。
子供と一度話し合い削減を考えていくことも大切です。
光熱費・通信費(目標マイナス2万円)
電力自由化が始まったのでプランを見直す良い機会です。
通信費もプランを見直すことでかなり安くなることもあります。
こどものおこづかい(目標マイナス2万円)
高校生と中学生で3万円は多いという荻原さん。
子供にも隠れ貧困であることを話して、わかってもらいましょう。
その他でマイナス1万円減らせば月に10万円貯金できます。
10年間で1,200万円できる計算になるので隠れ貧困からは脱出できますね。
おすすめは先取り貯蓄
取材した男性ですが貯金が少ないことはわかっているけれど内訳が全くわかっていない状態でした。
このような人には次の順番での先取り貯蓄がおすすめです。
- 社内預金(金利が高い)
- 財形貯蓄(非課税あり)
- 銀行の自動積立
先に引き落とすことで自動的に貯金が増えていきます。
荻原さんおすすめ節約法
食料品のレシートを冷蔵庫に貼るのがおすすめです。
使った食材は線を引いて消します。
次の買い物にレシートを持って行けば同じものを買うことはなくなります。
冷蔵庫の中身がすぐにわかって便利です。
みなさんもできるところから試してみてはいかがでしょうか。
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