体を温める飲み物・冷やす飲み物 名職人の櫛は髪を美しくする

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8月28日放送の「林先生が驚く初耳学」を見ました。

気になった話題を紹介します。

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冷え性対策

コーヒーは体を冷やす

暑い夏、冷房のきいた喫茶店などでコーヒーを注文する時に体が冷えないようにホットを頼むことはあると思います。

しかし体が温まるか冷えるかは飲み物の温度と関係ないことは、みなさん知っていましたか。

医師の川本先生も「ホットだから体を温めるとかアイスだから体を冷やすという考え方ははっきり言って間違っている」と断言しています。

コーヒーの中に含まれているカフェインには血管を広げる効果があり、そこから熱が逃げてしまいます。

飲んだ瞬間は体が温まるのですが最終的には体温が下がります。

紅茶は体を温める

ちなみに紅茶は体を温める効果があるといわれています。

紅茶に含まれるポリフェノールの一種に「テアフラビン」という成分があり血流を良くするのですが、コーヒーに比べて血管は広がらないので熱が逃げません。

妹おすすめの紅茶です。

とっても美味しいですよ。

食べ物にも温冷効果が

さらに食べ物にも「温める」効果と「冷やす」効果があります。

たとえば蕎麦には体を冷やす成分「カリウム」が入っていて、利尿作用により熱が逃げて体を冷やします。

体を温めるか冷やすかは飲み物の成分が関係しているんですね。

これからは温度だけではなく成分にも注目してみてはいかがでしょうか。

髪を美しくするのは名職人の櫛

連続テレビ小説「まれ」で伝統工芸の職人技に魅せられた土屋太鳳さんからの問題でした。

中でも特に気になっているのは日本の伝統工芸の「櫛」だそうです。

プラスチック製の櫛が主流となっていますが最近は伝統的な櫛が見直されています。

日本に3人しかいない櫛職人

長野県木曽村には40年以上櫛を作り続けている櫛職人の篠原武さん(72)がいます。

櫛が作れる職人は日本で3人くらいで、篠原さんいわく手でひいた櫛と機械で作った櫛とは全然違うそうです。

篠原さんは2008年に「現代の名工」として表彰されました。

「お六櫛」という江戸時代から300年以上の歴史がある櫛は小さなノコギリで細かく切れ目を入れていきます。

名職人の櫛はこちらから⇒むすぶ工芸

こうして作られる「すき櫛」は、およそ10cmの幅に100本の歯があります。

その間隔はわずか0.3mm!

木の年輪が浮かび上がるほど繊細な技です。

ホサボサの髪も一度通すだけで効果抜群です。

職人の櫛の秘密

櫛の歯の根本に「根ずり」という溝があり、58か所ある歯の間を一つずつヤスリで削って刻み込んでいきます。

この根ずりに沿って髪がなめらかに流れていきます。

根ずり有りと無しでは櫛の通り方が違います。

機械にはできない職人技で毛先まで絡まることなく櫛が通り、サラサラで美しい髪になるのです。

櫛作りの仕上げは「油ひき」という工程で、形のできあがった櫛の表面にハケで椿油を薄く塗っていきます。

椿油の成分は85%が「オレイン酸」という成分で、空気にさらしても酸化せず固まりにくいという性質があります。

つまり櫛についた椿油が髪の表面をコーティングしてくれるので保湿効果によって髪が潤うのです。

櫛のメンテナンス

月に一度、ハケで椿油を櫛の縁に塗れば油が浸透し保湿効果がよみがえります。

名職人の櫛は100年以上使えるといわれています。

長く大切に使って髪を美しく保ちたいですね。

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