1月4日放送の新海誠監督作品のアニメ映画「星を追う子供」を見ました。
登場人物やあらすじ、主題歌などを紹介します。
ネタバレありです。
あらすじ
幼い時に父を亡くした明日菜は母親と二人で暮らしていた。
仕事が忙しい母に代わって家事をしながら、山の上に作った秘密基地で猫のミミと一緒にラジオを聞きながら過ごしていた。
ある日、線路を歩いていると見たこともない猛獣に襲われる。
すると突然少年が現れて、明日菜は助けられた。
彼は「アガルタ」から来たシュンという少年で、明日菜は仲よくなり、心を通わせる。
また会う約束をした二人だったが、後日シュンがこの世から姿を消してしまったことを知る。
ショックを受けた明日菜は担任教師の森崎から授業で死後の世界の話を聞いて深く興味を持つ。
シュンの故郷「アガルタ」は地下の世界で死者をよみがえらせるという伝説があるという。
その後の帰り道に明日菜はシュンによく似たシンという少年に出会う。
彼はアガルタへ行く道の鍵となる石「クラヴィス」を回収しに来ていた。
そこに突然3人の兵士が現れ、明日菜たちは狙われる。
彼らはアガルタを狙う秘密組織「アルカンジェリ」の一員で、その中にはなんと森崎がいた。
入り口を見つけた森崎は突然組織を裏切り、明日菜やミミと一緒にアガルタに入っていった。
クラヴィスを回収したシンと別れ、明日菜は森崎、ミミと共に地下の世界に冒険の旅に出ることになる。
登場人物
渡瀬明日菜
母親と二人暮らしの山育ちの中学生。
明るく活発だがクラスメイトとは距離を置き、孤独を抱えている。
ラジオで聞いた不思議な歌と学校での授業をきっかけに地下の世界に興味を持ち始める。
シュン
地下の世界・アガルタから来た少年。
病気で余命わずかなことを悟り、掟を破って憧れの地上にやってきた。
見たいものと会いたい人に巡り会えた後、身投げしてこの世を去る。
シン
シュンの弟。
兄のクラヴィスを回収しに地上にやってきた。
明日菜と森崎に傷の手当てをしてもらった借りを返すために、二人の手助けをする。
森崎竜司
明日菜のクラスの担任の産休代理の先生。
亡き妻・リサをよみがえらせるためにアガルタを探る秘密組織・アルカンジェラに所属している。
ミミ
明日菜になついている猫。
アガルタに向かったシンと明日菜の後を追ってきて、一緒に冒険をする。
主題歌
熊木杏里さんの「Hello Goodbye & Hello」です。
歌詞の内容と物語がリンクしていて素敵です。
透明な歌声に心が癒されます。
感想
「君の名は。」のように完璧な感じはないですが、風景などの画がきれいです。
製作に2年かかっているという情報を知って納得しました。
新海監督の作品は現代社会を盛り込んだ物語が多い気がしますが、今回はファンタジーの要素が強いです。
戦いのシーンも多く出てきて、いつもの作風とは少し違います。
監督がジブリを意識しながら製作したそうで、確かに雰囲気がよく似ています。
「天空の城ラピュタ」が一番近いのではないかと思いました。
石にまつわる少年と少女の冒険物語という点が似ています。
口コミやレビューでパクリと言っている人もいますが、ジブリを敬愛したオマージュということで私はアリかなと思いました。
別れをテーマにした物語ですが悲しいだけではなく、成長あり、涙ありで大人も子供も楽しめます。
ワクワクする展開で面白かったです。
映画では細かい部分が省略されていますが、マンガのほうが内容が詳しく描かれているようです。
小説もあります。
監督が子供の時に影響を受けた、物語のベースになっている童話です。
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