映画「言の葉の庭」はその後が気になる あらすじ・主題歌・ネタバレ

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7月9日放送の「言の葉の庭」を見ました。

「君の名は。」でおなじみの新海誠監督の作品です。

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あらすじ

靴職人を目指す高校生の孝雄は雨の日の授業をサボって庭園のベンチで靴のデザインを考えていた。

ある日、孝雄は昼間からビールを飲んでいる年上の女性・雪野に出会う。

どこかで会ったかと尋ねると雪野は否定し万葉集の短歌を詠んで去っていった。

こうして雨の日の午前だけ偶然会うことになった2人の交流が始まった。

孝雄は靴職人になる夢を語り、味覚障害の雪野は孝雄の作る弁当に味を感じられるようになる。

雪野は弁当のお礼に靴の本をプレゼントし、孝雄は本のお礼に雪野に靴を作ることにする。

梅雨が明けしばらく2人は会っていなかったが、2学期に入ったある日孝雄は学校で雪野とすれ違う。

なんと雪野は孝雄の学校の古文の教師だったのだ。

雪野が生徒の嫌がらせによって退職に追い込まれたことを知った孝雄は首謀者の3年生・相沢に会いに行くことを決意するが・・・。

登場人物

秋月孝雄(あきづきたかお)

靴職人を目指す高校1年生の15歳。

自分の手作りの靴を履いている。

家庭環境のせいか大人っぽい性格で料理が得意。

雨の日に出会った不思議な女性・雪野に想いを寄せる。

雪野百香里(ゆきのゆかり)

孝雄が雨の日の庭園で出会う謎めいた27歳の女性。

孝雄の高校で古文の教師をしていたが生徒の嫌がらせにより退職に追い込まれる。

味覚障害でお酒とチョコレートの味しか感じなかったが孝雄との出会いで味覚を取り戻していく。

孝雄の母

家庭よりも恋愛を優先する自由奔放な47歳の女性。

孝雄の父とは離婚していて彼氏がいる。

孝雄の兄

自由奔放な母に手を焼いている26歳。

彼女と同棲するために家を出ることに。

孝雄の兄の彼女

明るく気さくな性格の24歳。

松本

孝雄の同級生で親友。

1学年先輩の佐藤と付き合っている。

佐藤

松本の彼女で高校2年生。

友人が多く校内の事情に詳しい。

相沢

雪野を退職に追い込んだ高校3年生。

プライドが高く、いつも周りに取り巻きがいる。

主題歌

大江千里さんの「Rain」という曲を秦基博さんがカバーしました。

秦さんの優しい歌声が映画のさわやかな雰囲気にとてもよく合っています。

約20年前の曲ですが、そんなに前の曲とは思えません。

大江千里さん=「格好悪いふられ方」だと思っていた私にとっては新たな発見でした。

アルバムの曲ですがファンのみなさんの間では絶大な人気を誇る名曲なのだそうです。

槇原敬之さんのカバー曲も聞いてみましたが素敵でした。

感想

雨をテーマにした物語でしたが冒頭の地面と雨のシーンから映像がきれい過ぎて驚きました。

まるで写真のようです。

電車の窓から見える景色、街並みもとてもよく再現されていました。

細かく丁寧に描写されているのがひと目でわかります。

15歳の高校生と教師の恋愛なんてありえないと思いましたが、この映画からどのような女性が年下の男性に好かれるのかを学びました。

雪野の魅力をまとめてみることにします。

相手を安心させる

孝雄が靴職人を目指しているという夢を初めて人に語ったことから雪野には思わず相談してしまうような懐の深さがあることがわかります。

夢を馬鹿にしないできちんと聞いてくれる優しい女性が好かれるのだと思いました。

自分の世界を持っている

ビールとチョコレートの組み合わせに驚く孝雄に「どうせ人間なんてみんなちょっとずつおかしいんだから・・・」と物憂げな表情を見せる雪野。

素性を明かさず謎めいた雰囲気の女性だからこそ気になるのかもしれません。

雨の日に静かに本を読んでいる姿もよかったです。

少しだけ不器用

味覚障害を持つ雪野は料理があまり得意ではありません。

雪野が作った卵焼きの味に驚く孝雄に「自信ないから・・・料理。自業自得よ」とはにかんでお茶を差し出すシーンがかわいかったです。

普段の雰囲気とのギャップがあるといいのかもしれません。

こんなに素敵な出会いがあるのなら雨の日も悪くない、むしろ雨が楽しみになるような気がします。

自然に出会うためには自分の居場所を見つけることが大事ですね。

年下の男性との恋愛に悩む人におすすめです。

続編を期待したい映画でした。

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