3月20日放送の「この差って何ですか? ~実験!どれくらいの差があるんですか?~」のコーナーを見ました。
今回のテーマは「不用品を売って稼げる人と稼げない人の差」です。
ネットオークションの達人と初心者
不要になったものが思わぬ高値で売れるということで主婦のみなさんの間で話題なのが「ネットオークション」です。
使いかけの化粧品が2,000円、ブランドの紙袋が1,000円、壊れたデジカメが3,000円などで売れるそうです。
今回実験に参加してもらうのはネットオークション歴11年の川崎さちえさんです。
月に最高30万円も売り上げたことがあり、過去にはクリスマスの時期に「松ぼっくり」をビニール袋1つ300円で売ったこともあるそうです。
初心者代表として挑戦するのはお笑いコンビ「ニッチェ」の江上さんです。
二人には同じ商品を売ってもらいます。
実験で使うのはCOACHのトートバッグです。
どちらも同じ傷や汚れがある中古品です。
サイトは日本最大級のオークションサイト「ヤフオク!」です。
商品写真の撮り方
達人と初心者にはいろいろと違いがありました。
一つ目が商品写真の撮り方です。
ヤフオク!は3枚の写真が掲載できるので取り方によって大きな差が出ます。
置き場所
初心者・江上さんは床に置いて撮影していましたが達人・川崎さんはドアノブにかけて撮影していました。
「手に持った感じをイメージしやすいように」という落札者への気遣いも忘れません。
使った時の感じがわかるようにバッグの中にバスタオルを入れるという工夫もしていました。
光
初心者・江上さんは照明の当たる蛍光灯の真下で撮影していましたが、達人・川崎さんは自然光の下で撮影していました。
電気の下で撮ると商品が青白く写ってしまうそうです。
午後になると光がオレンジっぽくなってしまうので撮影は午前中にしかしないという徹底ぶり。
商品の正確な色が伝わる写真を撮ることが重要です。
欠点を見せる
初心者・江上さんと達人・川崎さんの一番の違いは傷や汚れの写真を撮るかどうかでした。
欠点を正直に見せることで商品を送った後のクレームを防ぎ、落札者に安心感を与えます。
タイトルのつけ方
ヤフオク!では出品する商品のタイトルを30文字以内で入力することができます。
多くの人に見てもらうためにもタイトルは重要です。
二人がつけたタイトルを比べてみます。
- 初心者・江上さん⇒「激安!!大人気「COACH」のトート!中古とは思えない美しさ!」
- 達人・川崎さん⇒「美品!コーチのシグネチャー トートバッグ☆COACH☆F36375☆入学」
タイトルにある言葉が検索キーワードになるので、より多くの単語を入れたほうが多くの人に見てもらいやすくなります。
川崎さんの主なポイントは3つあります。
入学
季節や行事ごとに商品を探す人が多いので今の時期は「入学」という単語を入れるとアクセス数が多くなります。
他にも黒いパンプスを売る場合は「就活」、青いビニールシートを売る場合は「お花見」などのタイトルを入れると検索されやすくなります。
美品
美品とは中古品でもきれいな状態のものを表す単語で落札者がよく検索するキーワードの一つです。
「美品」という単語を入れることによって、まだまだ使えるイメージになります。
F36375
これはCOACHのトートバッグの品番です。
ピンポイントでアクセスできるので落札される可能性が高くなります。
他にも商品名を「シグネチャー」と具体的に入れたり、ブランド名を英語とカタカナの両方入れるという工夫もしています。
アクセス数と値段の結果
初心者・江上さんのアクセス数は351回に対し、達人・川崎さんは466回でした。
最終的な落札金額は初心者・江上さんが4,200円、達人・川崎さんが17,500円でした。
初心者と達人ではアクセス数が100回以上、値段が4倍以上の差がつきました。
仕入れて売る
川崎さんのような達人の中にはリサイクルショップで安く仕入れて高く売る人もいるそうです。
そのテクニックの一部を紹介します。
安いタオル
10枚100円で売っていたタオルをぞうきんにして売ります。
新入学や新学期の時期は学校から「ぞうきんを持ってきてください」と言われることが多いので自分で作らずに買う人がいるそうです。
200円分買ったタオルが760円で落札されていました。
お見事です。
いろいろな工夫と落札者に対する心配りがあれば売り上げを伸ばしていけるということがわかりました。
機会があればこの技を使ってオークションで出品してみたいと思います。
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