朝の情報番組「ビビット ~ビビットFOCUS~」のコーナーを見ました。
今回のテーマは今までの常識をくつがえす夢のダイエット法「ロカボ」です。
お腹いっぱい食べてもやせられると話題になっている革命的な食事法です。
本も12万部を超えるベストセラーになっています。
著者の山田先生もマイナス10kgのダイエットに成功しています。
「ロカボ」とは
ロー(低)カーボハイドレート(炭水化物)略して「ロカボ」です。
糖質の摂取量を抑えて食べる「緩やかな糖質制限」の食事法です。
1日270~300gのところを70~130gくらいに減らします。
アメリカでは1970年代からすすめられてきたダイエット法です。
「カロリー制限は意味がない」「油は積極的に摂る」「満腹になっても大丈夫」という3つの特徴があります。
成功者に聞く「ロカボ」の食事法とは
紹介してくれるのは管理栄養士の麻生れいみさんです。
ロカボとの出会いは「冷しゃぶサラダ」にハマったことがきっかけでした。
知らない間に65kgあった体重が今は45kgになり無理することなくマイナス20kgのダイエットに成功したそうです。
そして10年以上経った今でも体重をキープしています。
麻生さんの1日の食生活に密着しました。
朝食
プルコギ風牛肉・野菜サラダ 538kcal
牛肉は糖質が低くロカボの基本です。
昼食
チキン竜田揚げ・シーザーサラダ 884kcal
ガストで昼食です。
わかりやすい食材を選びメイン+野菜の単品で頼むのがコツです。
夕食
麻生流トンカツ・サラダ他 864kcal
小麦粉の代わりに「粉チーズ」、パン粉の代わりに「砕いた高野豆腐」を使った特製トンカツです。
スタジオでも皆さん美味しそうに試食していました。
高野豆腐は細かく砕くほどパン粉に近くなるそうです。
こんなにカロリーを摂っても大丈夫!まさに「食べるダイエット」です。
この10年で真逆になった栄養学の常識
太る原因は「糖」
2008年に肥満の人を3つのグループに分け、減量効果の実験をしました。
- 油・カロリーを控える
- 油はしっかり摂ってカロリーを控える
- 糖質を控えてカロリーを無制限
この中で一番効果があったのは③のグループでした。
実験により太る原因は「糖質の摂り過ぎによる食後の血糖値の上昇」であることがわかりました。
タンパク質が豊富な肉や魚はお腹いっぱい食べても大丈夫だそうです。
「油」が体に悪いは間違い
2009年には「食べる油が多い人ほど中性脂肪が下がる」というデータが発表されました。
アメリカの有名雑誌「Time」でも1984年には「卵とバターを控えましょう」と特集されましたが、2014年には「バターを食べなさい」と大きく変わっています。
今までずっと信じられてきた「油は不健康」説は間違っていたことがわかりました。
他にも「油とタンパク質を控えてのカロリー制限はリバウンドしやすい」「炭水化物がすぐエネルギーに変わるというのは嘘」など驚きの説がありました。
食べ物の糖質の見分け方
糖質の多い食べ物と少ない食べ物をまとめてみました。
蒸してほくほくする食べ物は糖質が多いです。
糖質の多い食べ物
(穀類)米・小麦・そば・うどん・ビーフン
(いも類)さつまいも・じゃがいも・やまいも・くず・春雨
(豆類)あずき・いんげん・えんどう・そら豆・ひよこ豆・レンズ豆
(野菜類)かぼちゃ・とうもろこし・れんこん・ゆり根・くわい
(果実類)(アボガド・オリーブ・ココナッツ)以外・ドライフルーツ
(乳類)練乳
(調味料)砂糖・ケチャップ・ソース・白みそ・みりん
糖質が少ない食べ物
野菜類・きのこ類・海藻類・肉類・魚介類・卵類・油脂類(マヨネーズなど)・こんにゃく・大豆・大豆製品・ナッツ類・人工甘味料など
「ロカボ」の短所とは
いいことづくめに見える「ロカボ」の欠点をあげてみます。
- 食費がかかる
- 外食が制限される
- 糖質を制限し過ぎると倒れてしまう
「ロカボ」まとめ
カロリーを制限するダイエットは冷え性になりやすかったり、子供に影響が出たりしますが「ロカボ」は問題ないので安心です。
いろいろ紹介してきて糖は悪のように感じる人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
糖質は体に必要なものでゼロにしてはいけません。
運動も取り入れて健康的な体を作りましょう。
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