数年前から話題になっていた氷の宝石「ジュエリーアイス」の写真を撮るために豊頃町にやってきました。
インスタなどでキラキラな氷塊を見て、映える写真を撮ってみたいと思っていたんです。
海ではなく川の氷なので流氷より透明できれいな氷が見られるとか。
今回は朝日に輝く氷を撮りたいので早起きして早朝に出発です。
所要時間
ジュエリーアイスが見られるのは豊頃町の大津海岸です。
この日は帯広に泊まっていたのですが、日の出の時間が6時半だったので5時前にホテルを出ました。
帯広から大津海岸までは車で約1時間です。
6時頃は朝焼けがきれいでした。
晴れそうでよかったです。
北海道らしい何もない道をひたすら進みます。
前の車も大津海岸に行くのでしょうか。
3連休だったので道路が渋滞になるかと思いましたが大丈夫でした。
駐車場の様子
日の出前の6時20分ギリギリに大津海岸に到着です。
3連休のせいか、すでに駐車場は満車でした。
あと30分くらい早めに来ればよかったです。
大津海岸
駐車場からは歩いて5分ほどで海岸に着きます。
一面、雪野原です。
木のモニュメントのようなものがありました。
これを目印に帰れば迷子になりません。
モニュメントの中には氷がお供えのように置かれていました。
砂が凍っている感じがしました。
カチカチです。
流木にはつららができていました。
波打ち際に小さな氷がたくさんあります。
波打ち際が凍っているのを初めて見ました。
少し風があって波もありました。
気嵐(けあらし)
気嵐とは気温より水温が高い時に発生する霧のことです。
水面から立ち上っています。
朝日が昇ると、より幻想的になります。
雲の上にいるような雰囲気です。
雲海のようにも見えますね。
混雑状況
駐車場の近くより、奥のほうに人がたくさんいました。
奥のほうがたくさん氷があるようです。
手前のほうは氷が少なく、きれいな氷は写真を撮るのに争奪戦になります。
ジュエリーアイス
いよいよジュエリーアイスを撮影します。
きれいに撮るコツは砂のついていない透明な氷を選んで撮影することです。
普通に落ちている氷は砂がたくさんついていて微妙な感じです。
これもあまり透明ではありませんね。
自然に落ちている氷より誰かが撮影のためにセットした氷を狙う、もしくは自分で氷をセットするとインスタ映えする写真が撮れます。
明らかに誰かが砂に刺した氷ですが、靴がぬれてしまいそうなので撮るのを諦めました。
長靴を履いている人は撮影できるかもしれませんね。
日の出がきれいで感動しました。
氷へのピントが合わず・・・。
休憩所
寒さが限界だったので一回休憩することにしました。
トトロがいますね。
日が昇ってもマイナス19.1度とか激寒です。
休憩所の隣にはトイレもありますよ。
席に座れないくらい、たくさんの人がいました。
お土産のお菓子や小物が売っていたり、暖かい飲み物やスープ、軽めのフードメニューがありました。
最低気温はマイナス20度らしいです。
天気予報によると明け方はもっと寒いようでした。
晴れていたので余計に寒かったのかもしれませんね。
身体が少し温まったので撮影に戻ることにします。
だいぶ日が高くなって、みんな帰り始めました。
日の出の時間帯に一番きれいな写真が撮れるので、7時を過ぎると人がまばらになります。
これも誰かが集めたと思われる氷たちです。
角度や向きによって、いろいろな写真が撮れるのが面白いですね。
そしてついに透明の氷を見つけました!
これも誰かが立てたんだろうなぁ。
今回のベストショットはこの写真です。
お気に入りの写真が撮れたので満足しました。
服装と注意点
マイナス20度は極寒で札幌出身の私でも経験したことのない寒さでした。
大津海岸に到着した時に小さい子どもが「寒い~~~っ!」とギャン泣きしていたのを見て、かわいいなと思っていたのですが、5分もしないうちに泣いていた意味がわかりました。
写真を撮るたびに手袋をはずしていたのですが、指が痛くなりました。
凍傷の危険があるので皮膚の露出はできるだけ少なくしましょう。
旅行に行く前に「スキーウェアを着たほうがいい」というアドバイスをくれる人もいたので、かなり大げさに防寒したほうが楽しめると思います。
ちなみに私の防寒は以下の通りです。
- 腹巻き
- ヒートテック長袖シャツ(ユニクロ)
- ハイネックセーター
- レギンス
- パンツ
- 厚手の靴下(登山用)
- 裏起毛つきのブーツ
- ニット帽
- 耳当て
- 手袋
- フード付きダウンコート(GU)
- マスク
- マフラー
- カイロ(貼るカイロ、足用カイロなど大量)
重ね着多めで全部着るとモコモコになって動きにくいし、顔がほぼ見えなくて見た目怪しい人になりますが、寒さには代えられません。
吐く息でまつ毛が凍るほどの寒さです。
重ね着でタイツはおすすめしません。
タイツは汗が蒸発しにくいので、蒸れた後に冷えてしまい余計に寒くなります。
スマホで撮影していたのですが、寒さでバッテリーの調子が悪くなったのか30分ほどで充電がなくなり、途中でシャットダウンしてしまいました。
出発する前にフル充電したはずなのに、悲しかったです。
撮影しない時は常にポケットに入れておきましょう。
カイロで温めるのもいいと思います。
またタッチパネル対応の手袋は必要だと思いました。
スマホだけではなくカメラも動きが悪くなったり、結露になったりするので注意が必要です。
海岸付近にはコンビニがないので、食べ物や飲み物は事前に準備しておきましょう。
カイロを早めに温めておくのもお忘れなく!
露出していた皮膚の部分が赤くなって感覚がなくなったり、痛くなりながらの撮影でしたが、神秘的な風景を見たり、きれいな写真が撮れたので行ってよかったと思いました。
ジュエリーアイスに興味のある人はぜひ行ってみてくださいね。
大津海岸
住所 北海道中川郡豊頃町大津元町
TEL 015-578-7202 FAX 015-578-7203(ココロコテラス内 豊頃町商工観光課)
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