「芸能人が聞きたい超頭脳サミット」を見ました。
芸能人のリアルな悩みを各界の超頭脳(専門家)に解決してもらうという番組でしたが面白かったです。
気になったものだけ紹介します。
インスタグラムのフォロワー数を増やす方法
チュートリアル徳井さんの悩みでした。
アップしているのは主に猫の写真でした。
すごくかわいかったです⇒tokui_yoshimi
PR界の超頭脳・殿村美樹さんによると猫の写真は普通に撮るのではなくて「こっちに向かってくるような構図で撮る」のがおすすめなのだそうです。
ペットを飼っている人は参考にしたい技ですね。
アップで撮ることで見ている人は母性本能をくすぐられます。
鼻を大きく写した「THE DOG カレンダー」はシリーズ累計500万部を売り上げるほど人気になりました。
二階堂ふみさんは「上半身裸の徳井さんが猫を抱いた写真をアップする」という変わった提案をしていました。
ちょっと変態っぽいと思いつつも写真をアップした徳井さん。
ネットニュースにも取り上げられてフォロワー数は2万人もアップしたそうです。
チラシで売り上げをアップさせたい
埼玉県のスーパー「ゼンエー」からチラシの悩みです。
チラシは主婦の強い味方で特売商品を目当てにお店に行ったり、値段を比較している人もたくさんいると思います。
このスーパーでもお客さんを呼び込むためにチラシは作っていますが業者に頼むとコストがかかるので自分たちで手作りしています。
しかし近くに大手スーパーがたくさんありチラシの効果はなかなか出ていない様子です。
「チラシにお金をかけずにお客様に1円でも安く」というスーパーの想いを叶えるために脳科学界の超頭脳・中野信子さんの監修で主婦が食いつくチラシを作ることにしました。
中野さんは東京大学大学院で医学博士号を取得し世界の人口上位2%しか入れないという天才集団「MENSA」会員の経歴もあるすごい人です。
13冊の本を出版し約40万部を売り上げを達成しています。
「脳科学的に人間の購買意欲には興味がある」と楽しそうな中野さん。
スーパーの視察中お肉の豆知識を披露していました。
機嫌が悪い時はお肉を食べさせる
肉は見るだけで脳内に「セロトニン」というやる気の源になる物質が出ます。
旦那さんが仕事で落ち込んでいたり機嫌が悪い時はセロトニンを出すために肉を食べさせることが多いそう。
ハムを使うなら肉により近い生ハムがおすすめです。
チラシのアイテム数を減らす
視察後スタッフとの打ち合わせで中野さんはチラシのアイデアを出していました。
チラシにアイテムがただ並んでいるだけでは人は買う気にはなりません。
選ぶ楽しみ・見る楽しみはありますが買わずに去ってしまうことが多いのでアイテム数が多いのは逆効果なのだそうです。
22個と6個の商品が置いてある棚で売り上げを比較したところ6個の棚のほうが売り上げが大きかったという話もあります。
商品が多いと「他のものを選べなかった」という気持ちが起こり後悔する確率が高いのだそうです。
モテる人も同じで選択肢が多いと捨てる後悔が大きくなり結婚をなかなか決断できないこともあるそう。
また人間が覚えていられる数は5~9個くらいなのでアイテム数を23個から5個に減らすことにしました。
値段の数字は奇数に
数字は偶数より奇数のほうが小さく見えるのだそうです。
AとBの合計数でどちらが少なく感じるか街頭調査をしてみました。
A:220・46・40・440・622・60・82・26
B:135・93・535・91・519・71・39・17
どちらも合計は同じ1500なのですが調査の結果60割以上の人が「奇数が少なく見える」と答えました。
この結果をふまえてチラシの数字はすべて奇数にすることにしました。
「大特価」は意味がない
チラシでよく見かける「大特価」の文字ですが値段がわからないため広告的な価値は低いそうです。
中野さんは大特価に代わるフレーズを提案していました。
それは「店長に相談」です。
対面販売を増やし店員に親しみを持たせることで常連客を増やす作戦です。
成功例は「生協の白石さん」です。
個人の感想を書くことで売り上げがアップしました。
お店に親しみを持ってもらうために人気店員の森田さんを載せることにしました。
アンダードッグ(負け犬)効果を使う
落ち目の人を応援したいという同情心を利用する方法です。
ある生協では「発注数を間違えて大量に入荷しました」と正直に打ち明けたことで2400個の商品が完売したそうです。
中野さんの指導を受けて作ったチラシの効果は絶大でした。
前の週に10個しか売れなかった山口県の「ゆば乳」という豆腐は24個仕入れたのに夕方には完売、他の商品も売り上げ大幅アップでした。
お店全体の売り上げも8.2%アップしたそうです。
何か売りたいと思った時はみなさんも参考にしてみてくださいね。
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